試験が終わってほっとしましたが、合格発表の前にやることがあります。初回認定日です。これは失業給付を受けるための手続きの一つです。私の場合、この日に自己都合退職から会社都合退職に変更してもらうことになりましたのでレポートします!私の当時住んでいた住所地を管轄するハローワークでのことですので、それを前提にご覧ください。(正確には、会社に非があると認められる場合に会社都合扱いと同等の特定受給資格者というのに変更してもらいました。)
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初回認定日の持ち物
ハローワークに離職票を持ち込んだあの日から、7日間の待機期間が明け、そこからさらに一定期間が経ち、「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」に表示された最初の失業認定日がやってきました。この日は管轄のハローワークに必ず行かなくてはなりません。持ち物は以下の2点です。
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書
失業認定申告書は、当月にどのような就職活動をしたかを記入するものなのですが、初回の場合は、以前書いた「雇用保険説明会」に参加していればOKで、それ以外に就活する必要はありません。
自己都合退職から会社都合退職に変更するために必要な物
そして、私は今回、上記にプラスして絶対に忘れてはならないものがありました。
- 同僚2名以上の証言書
これが自己都合から会社都合に変更するために必要なものでした。正確には、会社都合扱いと同等の「特定受給資格者」に変更してもらいました。私はハローワークに離職票を提出したとき、「退職理由に相違ないですね?」と聞かれたので、パワハラやモラハラがひどく、辞めざるを得なかった、という話をしたんです。そうしましたところ、同僚2名以上の証言書があれば会社都合に変更できると言われました。これは各ハローワークによってルールが違うようですが・・。"同僚"の定義は働いていた期間がかぶっていればいいということで、退職された方もOKということでした。
証言書に決まった形はなく、適当な書式で良いが、以下の3点を忘れずに記載してほしいと言われました。
- いつまで在籍していたか
- 自署
- 捺印
そして必ず初回認定日に提出するようにと言われ、しおりの持ち物欄にまでご丁寧に記入してもらっていたのでした。協力者はすぐにあらわれ2名から無事、証言書をもらうことができました。それを今回提出し、いくつか質問に答えたら、会社都合に変更してもらえることになりました!
会社都合退職になるとどんなメリットがある?
会社都合退職に変更してもらえたことは、私にとってとても大きなことです。それは具体的に給付の面でもプラスでしたし、精神的にもプラスになりました。
失業給付開始が早まる&給付日数が増える
失業給付の支給開始まで本来「3カ月」待たなければならないところ、すぐに支給が開始されます。実際、数日後にはもう振り込まれていました。また、所定給付日数も倍増しました。訓練校に行くなら、今回の私の場合は訓練校に行くことを考えているので、実際にはそこはあんまり関係なかったのですが・・・。失業給付を受けている期間に訓練校に行くと「訓練校で訓練を受けているすべての期間」で失業給付をもらうことができるのです。残存期間が規定日数分残っていないとダメですが。訓練期間中に本来の受給期間がきれてしまう人であっても自動的に延長されます。なので、それ狙いで受給期間の後半になって訓練校に入りたがる人もいるようです。
第三者に「会社都合」による退職だと認めてもらえる
失業給付が開始され嬉しかったのは事実ですが、それよりもハローワークというところで「あなたのされてきたことは指導の範囲を超えた行き過ぎた行為であり退職はやむを得なかった」と認めてもらえたことで、大分傷が癒えたような気がします。心がすっと軽くなりました。当事者の部長にその自覚はなくおそらく「俺様の出世のためかわいがってやった」ぐらいに思っているのでしょうが、こっちはいまだにいろんな場所やセリフやキーワードで、当時の記憶が蘇り、辛い思いをしているのです。フラッシュバックするというのでしょうか・・・。何年たっても忘れられないでしょう。良い薬もないんです。そんな中、ハローワークでの承認というのは、意外なところからの癒しでした。第三者に理解してもらうというのは、ともすれば自分が悪かったのではないかと自責する無限ループにはまりそうになるところを救ってくれる魔法の薬でした。「私は悪くなかった。確かにあいつが悪かった!」今では思った以上に心が元気になってきています。
ハローワークの方、本当にありがとうございます。あの時真剣に話をきいていただけて本当にうれしかったです。
会社都合退職のデメリット
私にとってはいいことだらけの会社都合退職への変更でしたが、デメリットもあるようです。それは転職のときです。前職の退職理由が「会社都合退職」だと本人の能力や、コミュニケーションに問題があったのではないか、と考える面接官もいるようです。そういった質問があった際には、きちんと説明ができるように入念に回答を準備していった方が良いかもしれません。