昨日の塩ビ管のミスをひきずったまま、今日も配管の続き。
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トーチランプの使い方
今回使うトーチランプはレッキス工業製の「トーチ・アン・ガス」可燃性ガスを使ったものです。ボンベについている黄色いキャップを外し、バーナー部分をボンベに取り付けて使います。注意点は
・持ったまま、親指でつまみをくるくる回して火を消す。消えたのを確認してから置く。
・休憩のときはボンベとバーナー(トーチ)部分を分離する。
・軍手をつけずに素手で使用する。
・作業終了後は、1時間は待って現場に火が出ないか確認する。
トーチランプを使って塩ビ管を曲げる
準備する
合板の上に正しく現図をかく。(から曲げ半径は、管外径の3~4倍以上)
切断する
曲がり部長さを直観部長さを測り、必要長さにマークする。塩ビ管用のこで必要長さを、菅軸に対して直角に切断する。
管を加熱する
トーチランプを片手に持ち、前後左右に細かく動かしながら、一方の手で管を回し、炎を管に直接当てず、関節に加熱する。トーチランプの動きに合わせ、管を回転させる。110~140℃に加熱し、焼け焦げを作らないようにする。(210℃異常になると焦げる)曲がり部よりやや幅広く、局部的な加熱を避け、平均に軟らかくする。
曲げる
現図に合わせ、両手で静かにたわませる。現図の角度よりやや曲げ超す。
楕円を修正する
片方の直管部を踏み押さえて、軟らかいうちに修正する。曲がり部断面形状がだ円になっているので、布きれを使って指でしごくようにこすりながら、真円に修正する。
冷却する
現図の角度に合わせながら素早く冷やす。ぬれたウエスを使って形を崩さないように冷却する。
あぶりすぎでくにゃくにゃになり、変な角度がついてしまいました・・・。
銅管をはんだで接合する
銅管を使うメリットは施工性、省力化、コスパが良いということがあげられます。銅管はどのように接合するかというと、毛細管現象を利用してはんだ付けを行います。銅管の直系の1.3倍のはんだを使います。
寸法をとる
銅管を継手ソケットの止めまで差し込む。必要寸法をマークする。継手から銅管を抜く。
切断する
銅管用パイプカッターで寸法長さを管軸に対して直角に切断する。銅管内に入った切粉は取り除く。
面取りする
切断面にできたまくれ、バリを銅管用面取り器で除去する。
管を矯正する
管端が変形したら、真円になるようサイジングツールで矯正する。
接合部を清掃する
継手のソケット部分に入る長さよりやや長く、ナイロンたわしまたはサンドペーパーなどで磨く。
フラックスを塗る
銅管にフラックスを薄く塗る。継手内部は塗らない。つまり、差し込む方の管の外側に塗る。腐食・漏水の原因になる。
ちなみにこの右側に移っているオレンジ色の道具は「ストリッパー」といい、銅管の被ふくを剥くのに使います。
管を差し込む
管端を継続ソケット部の止めまで十分に差し込む。フラックスがなじむように軽くまわす。
ガストーチで加熱する
ガストーチで接合部を広く均一に加熱する。
はんだを差し込む
フラックス湿布部に光沢が出たら(銅管から赤い炎が出たら)、炎を加熱部から外して、はんだの先端を接合部に差し込む。はんだが適量まわり接合部のまわりにすみ肉(フィレット)が見られるのを確認する。
冷却する
しばらく自然に冷やす。その後ぬれたウエスで冷やし、同時に管、継手に付いた余分なフラックスを拭き取る。
課題は「各自の接合済の管をつなげて水漏れテストをすること」
班ごとにそれぞれが2か所を接合した管を持ち寄って、つなげて、一本のながーい管にします。こんな感じです。
水漏れしたら「おーい誰がやったとこだよー」ということになります。塩ビ管のトラウマがあるので、はんだ多めに流し込んでおきました。ほんとはちょうどがいいんだろうけど・・。私の班は大丈夫でしたが、ほかの班は水漏れしちゃってました。ちょっと、ホッとしました。ミスするの私だけじゃないよね!
来週の予定
11月も終わり、来週からは12月に入ります。7月生といっしょにやるのもあと少し。とても寂しいです・・・。来週は1週間すべて給水配管の実習となります。配管ウィークですね。かなりキツそうですが、貴重な体験をしているのでしっかり取り組みたいと思います!